
福山市で漢方相談をしている今岡薬局医療センター前店の今岡です。
皆さん、体調はいかがですか?
新型コロナワクチン接種のことは連日マスコミで報道されていますが、
別の重要なワクチンの接種については触れられていません。
それは、子宮頸がん予防ワクチン、 ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症をふせぐワクチンです。
このHPVワクチンは、現在小学校6年生から高校1年生の女子は無料で受けることができます。
このワクチンを打った後に副反応が疑われる報告が出たために、積極的接種推奨が差し控えられました。(平成25年から令和3年)
専門家会議で長い間検証され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められました。
詳しい流れは厚生労働省の「予防接種情報」→「ヒトパピローマウイルス感染症」を読んでください。
ここで重要なことは、HPVワクチンの接種をのがした女性がたくさんいるということです。
平成9年度生まれ~平成17年度生まれの女性です。
(誕生日が1997年4月2日~2006年4月1日)
25歳~16歳(2022年現在)の女性です。
この世代で、ワクチン接種をしていない方は今なら無料でワクチンを接種できます。
このワクチンは3回接種しなければなりませんが、自費なら1回 17000円程度、3回で51000円かかるのです。
お金が高すぎて、受けたくても受けられなかった人は、ぜひお早めに。
また、子宮頸がんがHPVで起こる可能性が高いと知らなかった人は、ぜひ考えてみてください。
我が家は、上の子は2回打った時点で、接種見合わせで中断していました。
この度、3回目のキャッチアップ接種を済ませました。
下の子は、接種推奨を控えるというのが解除になり、3回すでに接種できました。
キャッチアップ対象者は、令和4(2022)年4月~令和7(2025)年3月の3年間無料です。
新型コロナワクチン接種とは前後2週間をあければよいです。
また、住民票がある地域でしか打つことができないと思っているあなた。
打つことができますよ。お住いの市町役所に事前連絡したら、そこから打ちたい病院に連絡してくれます。
えー、めんどくさいと思っているあなた。
がんの中で、子宮頸がんだけが予防できる可能性があるんですよ。
もちろん、100%ではありません。でも頸がんになる可能性が低くなります。(2年に1回はがん検診が必要です。)
日本では、毎年、1.1万人もの女性が子宮頸がんにかかり、2900人の女性が亡くなっています。
赤ちゃんが欲しい年代の女性が、子宮を取って妊娠できなくなっているのです。
毎年1000人もいるのです。
妊活を始めたいと思って訪れた婦人科で頸がんが見つかったお客さんもいます。
親戚に、対象の女性がいる方は、ぜひ声をかけてくださいね。
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