スギの花粉症対策

こんにちは。
福山市で漢方相談をしている今岡薬局医療センター前店の今岡です。
皆さん、体調はいかがですか?

今日は第106回薬剤師国家試験の2日目です。試験を受けた方はお疲れさまでした。
薬学部が6年制になってからは、国家試験が本当に難しいです。合格した方は本当にすごいです。
短時間にあれだけの問題数をこなすと考えただけで胃痛がおこります。
約30年前に受験した当時も簡単ではなかったので、絶対にあのころには戻りたくないです。

さて、スギ花粉が大量に飛び始めました。先週から鼻声の患者さんが増えています。
毎年のことですが、私は贅沢保湿ティッシュが手放せません。普通のティッシュだと1日で鼻の下が真っ赤になります。
私は予防投薬を年末から始めています。それでもサラサラの鼻水は出ます。
免疫力が低下したら、感染もおこし副鼻腔炎になります。それだけは避けるため漢方薬も併用します。

一般によく使われるのが小青竜湯ですが、注意が必要です。なぜならこの漢方は、汗が出ている人には使えません。
汗を出す薬なので、もとから汗かきの人に使うと、ものすごく体力を消耗します。
同じ麻黄が入った、葛根湯、麻黄湯、麻黄附子細辛湯も同じです。
胃が弱い方も胃痛が起こります。私は飲むことができません。

では何をのんでいるの?それは、苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)です。
抗ヒスタミン薬を毎日飲んでいますが、サラサラの鼻水が止まらないときは追加で飲みます。
眠くならないのでいいですよ。
ステロイドの点鼻薬も当然毎日使います。

それでも鼻の奥が腫れて、粘った鼻水にかわったら、今度はイスクラ産業の鼻淵丸(びえんがん)に変えます。
この中にはシンイという生薬が入っています。初春に咲くこぶしの花のつぼみを乾かしたものです。
鼻を開いて鼻水流れをよくします。
昔の人はよくこれを思いついたなと感心します。
花粉症の薬をのんでいても、今一つ効果が得られない方は、漢方薬局に相談に行ってみては?
このつらい時期を一緒に乗り越えましょう。

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