福山市で漢方相談をしている今岡薬局医療センター前店の今岡です。
皆さん、体調はいかがですか?
最近、子宮頸がん予防ワクチン、 ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンのCM流れているのをご存じですか?
このHPVワクチンは、現在小学校6年生から高校1年生の女子は無料で受けることができます。
このワクチンを打った後に副反応が疑われる報告が出たために、積極的接種推奨が差し控えられました。(平成25年から令和3年)
専門家会議で長い間検証され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められました。
詳しい流れは厚生労働省の「予防接種情報」→「ヒトパピローマウイルス感染症」を読んでください。
ここで重要なことは、HPVワクチンの接種をのがした女性がたくさんいるということです。
平成9年度生まれ~平成19年度生まれの女性です。
(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)
現在高校2年生以上(2024年9月現在)の女性です。(高校1年生も無料になるのは今月がラストチャンス。)
この世代で、ワクチン接種をしていない方は、今月までに第1回目接種を開始すれば、無料でワクチン接種できます。
このワクチンは3回接種しなければなりませんが、自費なら3回で10万円以上かかります。
我が家は、上の子は2回打った時点で、接種見合わせで中断していました。
3回目のキャッチアップ接種を済ませました。
下の子は、接種推奨を控えるというのが解除になり、3回すでに接種できました。
キャッチアップ対象者は、令和4(2022)年4月~令和7(2025)年3月の3年間無料です。
3回打ち終わるのに6か月かかるため、2024年9月中に第1回目を打たなければ有料になります。
また、住民票がある地域でしか打つことができないと思っているあなた。
打つことができますよ。お住いの市町役所に事前連絡したら、そこから打ちたい病院に連絡してくれます。
えー、めんどくさいと思っているあなた。
がんの中で、子宮頸がんだけが予防できる可能性があるんですよ。
もちろん、100%ではありません。でも頸がんになる可能性が低くなります。
(2年に1回はがん検診が必要です。)
日本では、毎年、1.1万人もの女性が子宮頸がんにかかり、2900人の女性が亡くなっています。
赤ちゃんが欲しい年代の女性が、子宮を取って妊娠できなくなっているのです。
毎年1000人もいるのです。
妊活を始めたいと思って訪れた婦人科で頸がんが見つかったお客さんもいます。
親が反ワクチンだからという人もいるかもしれません。あなた自身の体のことです。
自分の人生のことを真剣に考えてください。それで、打つか打たないか決めてください。
私は、ガンにかかって闘病しているひとと接する機会が多いです。
その方々が言われることは、もっと早く検診をうければよかったとか、体調がおかしかった時に早く病院へいけばよかったと後悔している人が多いです。
2年に1度検診に行けば、早期発見になります。
でもこの2年に1回すら、みんな行っていないのです。
(広島県は、がん検診受診率47県中42位。子宮頸がん検診 全国平均15.8% 広島県13.7% 福山市は10.3% 令和4年度データ 広島県ホームページ 広島がんネット 参照)
副反応が怖いと思っている人も多いと思います。うちの2人の娘は、新型コロナワクチンの方がしんどかったと言っていました。
個人差もあると思います。
でも、今の赤ちゃんは、B型肝炎・ロタウイルス・小児用肺炎球菌・5種混合(ジフテリア+破傷風百日せき+ヒブ+不活性化ポリオ)・BCG・麻疹風疹(MR)・水痘・日本脳炎など、たくさんのワクチンを受けています。
予防接種というのは、病気に対する免疫をつけたり、免疫を強くするためにワクチン接種をすることです。(厚生労働省・健康医療・感染症情報・予防接種情報を参照)
もうあまり時間はありませんが、真剣に考えて行動してくださいね。
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